在留資格の種類と選び方
皆さん、こんにちは。未来扶桑行政書士事務所 行政書士の樋口裕昭です。今回は「在留資格」について分かりやすく解説します。日本に来られる外国人の方や、外国人を雇用したい企業の方にとって役立つ情報をお届けします。
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1. 在留資格とは?
在留資格とは、外国人が日本に滞在するために必要な資格のことです。一般的に「ビザ」とも呼ばれます。日本で何をするかによって、申請すべき在留資格が異なりますので注意が必要です。例えば:
仕事をする方は「就労ビザ」
勉強をする方は「留学」
日本人と結婚された方は「日本人の配偶者等」
このように、日本での活動内容に合わせて適切な在留資格を申請することが大切です。

2. 主な在留資格の種類
1. 就労ビザ(仕事をするための資格)
日本で働く場合、職種や専門性によって次のような在留資格があります:
高度専門職:特別な技術や知識を持つ方むけ。ポイント制で審査され、多くの優遇措置があります。
技術・人文知識・国際業務:エンジニア、通訳、デザイナーなど専門的な仕事をする方むけ。大学や専門学校で学んだ分野に関連する仕事が条件となります。
特定技能:特定の産業分野(建設業、介護、飲食業など14分野)で働く方むけ。試験合格か技能実習修了が必要です。
技能実習:日本の技術や知識を学び、母国に持ち帰る方むけ。最長5年間滞在可能です。
2. 留学ビザ(勉強するための資格)
留学:大学、専門学校、日本語学校などで学ぶ方むけ。資格外活動許可を取得すると週28時間以内のアルバイトが認められています。
3. 家族関係の資格
日本人の配偶者等:日本人と結婚している方、または日本人の子として生まれた方むけ。
永住者の配偶者等:永住者と結婚している方むけ。
家族滞在:就労ビザや留学ビザを持つ方の家族(配偶者や子ども)むけ。
4. その他の資格
永住者:日本に長期間住み、条件を満たした方むけ。期間制限なく日本に居住できます。
定住者:日系人(日本人の子孫)や、人道的な理由で日本に住む方向け。
特定活動:ワーキングホリデー、インターンシップなど特別な活動をする方向け。
3. 自分に合った在留資格の選び方
適切な在留資格を選ぶには、以下のポイントが重要です:
1. 日本での活動内容を明確にする
仕事をするのか
勉強をするのか
家族と一緒に住むのか
日本で何をしたいかをはっきりさせることが第一歩です。
2. 資格の条件を確認する
それぞれの在留資格には特定の条件があります:
「技術・人文知識・国際業務」は、大学や専門学校で学んだ分野に関連する仕事が必要
「特定技能」は、試験合格か技能実習修了が必要
「家族滞在」は、家族関係を証明する書類が必要
ご自身が条件を満たせるか事前に確認しておきましょう。ご自身が主張するだけではなく、条件を満たしていることの客観的証明が必要になりますので、この点ご注意ください。証明できなければ許可が下りない場合もあります。
また、申請時に虚偽(ウソ)の内容であったり、重要なことを隠したりすると申請は不許可になったり、取り消されたりする場合がありますので、ご心配な場合は行政書士にご相談されることをお勧めします。
3. 滞在期間を考える
在留資格によって、一度に許可される滞在期間が異なります:
「高度専門職」は最長5年
「技術・人文知識・国際業務」は最長5年
「留学」は最長4年3か月
「家族滞在」は最長5年
ご自身の滞在予定期間を考慮して選択することが大切です。期間を超えても滞在が必要な場合は在留申請期間が切れる(終わる)前に更新の手続きを取る必要があります。更新の手続きも許可が下りるまで一定の期間が必要になりますので、手続き期間を見込んで申請をしてください。(更新申請については、別のコラムでご説明します。)
4. 申請に必要な基本書類
在留資格の申請には、基本的に以下の書類が必要です:
在留資格認定証明書交付申請書:出入国在留管理庁のウェブサイトからダウンロード可能
写真:縦4cm×横3cm、3か月以内に撮影したもの
パスポートのコピー
活動内容を証明する書類:
・仕事の場合:雇用契約書、会社の登記簿謄本など
・勉強の場合:入学許可書、在学証明書など
・家族の場合:結婚証明書、出生証明書など
身元保証書:日本にいる保証人の情報
※在留資格の種類によって、追加で必要な書類がありますので、詳細は行政書士にご相談いただく事をお勧めします。
5. 申請から許可までの流れ
申請から許可までの流れの概要をお伝えします。申請の内容や程度によってそろえるべき書類の種類や量も変わってきますので、期間などはあくまでも参考としてください。
申請書類を準備する:必要な書類をすべて揃えます
申請する:最寄りの出入国在留管理局に申請します
審査:通常、約1〜3か月程度かかります
結果通知:審査後、「在留資格認定証明書」が発行されます
ビザ申請:在留資格認定証明書を使って、母国の日本大使館でビザを申請します
入国:ビザを取得後、日本に入国できます
6. まとめ
在留資格は、日本での活動内容に応じて選択するものが異なります。日本で何をするのか、どのくらい滞在したいのかを明確にして、適切な在留資格を選ぶことが大切です。
必要な申請書類を準備するといっても、何をどこまでそろえていつまでに提出するのかわからない方が多いと思いますし、申請手続きは複雑で時間がかかることもありますので、分からないことがあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。皆さんの日本での生活がスムーズに始められるよう、全力でサポートいたします。
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